医療法人 聖祥会 かわもと記念クリニック

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患者さんの呼称について~「患者様」から「患者さん」へ

ニュース  |  2023/04/28

 当院では、「患者様」という呼び方(呼称)を用いておりましたが、多くの医療機関でこの呼称の見直しが進んでいることから、「患者さん」という呼称に変更することといたしました。

 接遇の面と患者中心の医療という観点から「患者様」という呼称が使用されておりましたが、「患者様」という言い方は適切とは言えず、医療者と患者さんとは病気を治すためのパートナーであり、対等の立場であるべきという考え方から変更いたしますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

なお、合わせて以下のように変更いたします。

 1)患者の●●様 ➡ 患者の●●さん

 2)患者の皆様 ➡ 患者の皆さん

 3)文書やメールで個人宛に送付する呼称については特に制限はいたしません

 4)掲示物、一般に配布される印刷物等についての記載は順次、改めます

【参考】

2002 年に日本医療機能評価機構が、患者と医療者の関係を「パートナーシップ」と位置付けています。

2002年に国語学者であり言語学者の金田一春彦氏が著書の中で,最近のおかしな日本語として“様呼称”を取り上げています。(以下、一部抜粋)

 「『患者』という言葉自体がすでに悪い印象を与えるため、いくら『さま』をつけてもらってもうれしくない、『病人さま』『怪我人さま』『老人さま』など、いくら頑張っても敬うことにならないのである」との見解を示した。このような背景を受けてか、医療者,医療機関から「パートナーシップ」や「対等」という言葉が聞かれ始め、呼称の問題に関しても「“対等だから”患者の呼称は“さん”でよい」

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