guide
リハビリテーション
信頼されるスタッフでありたい。
向上心をもって、その先の生活の夢を叶える。
~リハビリテーション課の取りくみ~
リハビリテーション課は、地域に寄り添ったリハビリテーションを行うことを第一に考え、
「技術力の向上」「接遇の向上」「意識の向上」を目標の3つの柱として掲げて取り組んでいます。
1.「技術力の向上」
リハビリ技術職として、それぞれの役割をしっかりと考え、患者様に治療を提供します。
当たり前にできていると慢心・過信せずに向上心をもって取り組んでいきます。
毎月、症例検討会等の勉強会を行い、適宜スタッフ間での情報交換や時には技術指導なども行っています。
2.「接遇の向上」
患者様やご利用者様、ご家族はもちろんのこと、スタッフ間の中でも丁寧に謙虚さを失わないように取り組んでいきます。
またTPOに応じた行動をこころがけていきます。
3.「意識の向上」
前向きな気持ちになれるように、患者様のリハビリのその先の生活を見据えて、リハビリテーションを提供していきます。
スタッフは、理学療法士6名、作業療法士3名、リハビリ助手2名(非常勤を含む)計11名おります。
それぞれがそれぞれの役割をもって各部門に赴き、上記3つの目標と「報・連・相」を心掛けながらリハビリの提供を行っています。
今の痛みに合った負荷で効率的な運動ができるトレーニングマシン
外来リハビリ、通所リハビリで使用している機能改善訓練の機器は、
筋肉や関節の構造を考えて、痛みや凝り、拘縮などの状態に合わせた訓練ができるものを使用しています。
当院の3つの部門とリハビリ業務について
外来リハビリ・入院リハビリ部門
外来リハビリ
機能改善を図るとともにご自身の身体の使い方やメンテナンスが行えるようになり『怪我をしない身体づくり』を目標に行っています。
外来リハビリテーションについて
医師の診察の下、リハビリ治療が必要と判断された場合に利用できます。当院でも整形外科 松永医師(火・水・金)を中心に外来でリハビリ処方をされる患者様が多くなっています。
リハビリ中は痛みや姿勢など身体機能の状態をしっかりと評価を行い、患者様に応じた機能訓練や、運動療法、生活動作指導等のリハビリテーションを提供しています。
外来リハビリの対象になる方
脳血管疾患等リハビリと運動器リハビリ、呼吸器リハビリの疾患に当てはまる方となります。
- check_box 脳血管疾患等リハビリ
- 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脊髄損傷、パーキンソン病など
- check_box 運動器リハビリ
- 骨折、四肢の切断、上下肢の骨・筋・腱・神経・血管などの損傷、関節の変性疾患、関節の炎症性疾患、関節拘縮、末梢神経損傷、スポーツ障害など
- check_box 呼吸器リハビリ
- 肺炎、無気肺、その他の急性発症した呼吸器疾患、肺腫瘍、胸部外傷、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息その他の慢性の呼吸器疾患により、一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活能力の低下状態、食道癌、胃癌、肝臓癌、咽・喉頭癌、大腸癌、卵巣癌、膵癌等の手術前後
※下線は令和6年6月より実施
外来リハビリの主な内容
1.床上リハビリ
病名に基づき、立位や座位の姿勢、寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行などの基本的な動作や関節の動き・筋の硬さを確認します。
必要に応じて筋リラクゼーションや筋膜リリース、関節モビライゼーションや関節可動域訓練、筋力トレーニングなどを行います。
2.マシンを使って筋力トレーニング
当院の目玉であるトレーニングマシンを使った運動療法です。
理学療法士や作業療法士が徒手アプローチや動作評価によって提案したトレーニングを、運動目的や使用する筋肉のアドバイスを入れながら実践していきます。
3.生活動作や姿勢の指導
自宅で取り組める姿勢の改善を指導しています。
外来リハビリの流れ 〜受付から会計まで〜
※予約制ですが、可能な限り対応いたします
- 受付
- 診察
- レントゲン等の検査・診察・医師のリハビリ指示
- 看護師がリハ室へ案内
- リハスタッフの問診、リハビリ同意書の記入
- 身体機能評価・徒手アプローチ・物理療法(温熱療法や電気療法)・器具トレーニング・自宅でのトレーニング指導
※スタッフとのマンツーマンのリハビリは基本的に20分または40分です - 次回のご予約
※リハビリの際に次回のご予約を受け付けております。お電話でも対応いたします。 - 会計
入院リハビリ
他職種連携のもと、退院後の転帰先を想定したリハビリの提供や取り組みを行います。必要に応じて環境整備の助言を行います。
訪問リハビリ部門
訪問リハビリ
在宅生活が安心して行えるためのリハビリの提供を行います。場合によっては環境調整を行ったり、ご家族との連携や介護指導助言等を行ったりします。当院ではみなし事業所として運営しています。
訪問リハビリの対象となる方
- check_box 要支援(1・2)、要介護(1~5)認定されている方
-
- 40歳~64歳までの方は要介護状態になった原因が16種類の特定疾病による場合
- 65歳以上で要介護認定の方は、原則として介護保険利用
- 年齢や特定疾病などにより、適用される保険は異なります
- check_box 主治医から「訪問リハビリ」が必要と認められた方
- check_box 訪問対象地域にお住まいの方
-
- 鹿児島市吉野町、川上町、下田町を中心とするエリア
訪問リハビリ開始までの流れ
- かかりつけ医やケアマネージャーに相談
かかりつけ医か担当のケアマネージャーに相談しましょう。ケアマネージャーがいない場合や、すでに訪問リハビリを受けたい事業所が決まっている場合は、直接事務所へ連絡しましょう。かかりつけ医が当院以外でも利用可能です。ケアマネージャーへご相談ください。 - かわもと記念クリニックを受診
リハビリが必要と認められると、当院の医師が訪問リハビリの実施を指示します(指示書の発行)。かかりつけ医が他院である場合は、事前にかかりつけ医の許可と当院医師宛の情報提供書が必要です。 - リハビリ担当者と面談
当院のリハビリスタッフが、指示書を受け取ると利用希望者(またはその家族)に連絡し、面談します。 - 事業所と契約し、訪問リハビリ開始
リハビリ担当者が身体状況を確認し、リハビリの目標を立てて計画書を作成します。その後、リハビリ開始です。
訪問看護ステーション
医療保険による在宅でのリハビリの必要性がある方で、訪問看護を利用されている方を対象にリハビリの提供を行っています。事業所内看護師と連携を図り、必要時には看護師へのリハビリ指導も行っています。
在宅訪問リハビリテーション
医療保険による在宅でのリハビリの必要性がある方で、訪問診療により医療管理がなされ、その中でリハビリテーションの必要性がある方を対象に行っています。
通所リハビリ部門
デイケアリハビリ
在宅生活を維持していくための生活動作に即したリハビリの提供や場合によっては個別リハビリの提供をおこなっています。
生活機能向上連携
KMSグループ内の介護事業所である「グループホームゆうかり」、「グループホーム愛愛」、「デイサービスふれあいステーション愛」に赴き、介護スタッフを通じて身体機能や生活動作についての指導や助言を行っています。
業務の質の向上への取り組み
3つの部門の連携と業務について
リハビリテーション課はそれぞれの部門に分かれるからこそ、他職種間との連携と情報共有、スタッフ間のコミュニケーションは特に重要になります。スタッフが各部門で行ったことをリハビリテーション課に持ち帰り、朝礼やミーティング(月1回)などの場で情報共有を図っています。
部門に分かれているからこそ、リハビリをご利用いただく方が医療から介護、または介護から医療へと状態が移行するにあたり、安心して継続できるように支援できる仕組み作りに力を注いでいます。
連携・業務の質の向上に活用~リハビリ管理システムについて
当院では、電子カルテ(富士通)とリハビリ管理システム「リハマネージャーNS」(日本システム株式会社)を使用しています。
システムの活用により、患者様の予約、スタッフのスケジュール管理や院内の情報共有を円滑にするなど業務の効率化を積極的に行っています。
各部門のリハビリスタッフの一日
expand_circle_down 外来リハビリ・病棟リハビリ(医療部門)
8:25 | 部署内朝礼 ※毎週月曜は全体朝礼8:15 ~ |
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8:30 ~ 12:30 | リハビリ業務(疾患別リハビリ、外来入院書類等作成等)病棟朝礼参加(代表) |
(11:30 ~ 入院患者の食事介入 ※ただし、食事介入がない場合は休憩時間の調整) | |
12:30 ~ 14:00 | 休憩(1.5時間) |
14:00 ~ 17:30 | リハビリ(疾患別リハ、外来入院書類等作成等) |
17:30 ~ 18:00 | 記録・清掃 |
※リハビリ業務の状況やスタッフ間の連携により、計画書作成や入退院書類作成・処理等を行います
expand_circle_down 訪問リハビリ(介護部門)
8:25 | 部署内朝礼 ※毎週月曜は全体朝礼 8:15 ~ |
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8:30 ~ 11:30 | 訪問リハビリ業務(最大2単位×3件) |
11:30 ~ 13:00 | 休憩(1.5時間) |
13:00 ~ 18:00 | 訪問リハビリ業務(最大2単位×5件) |
※担当者会議やリハビリ会議への出席、書類業務等を行います
※主な訪問先:吉野・吉田・緑が丘・牟礼岡及びその周辺エリア
expand_circle_down 通所リハビリ(介護部門)
8:25 | 部署内朝礼 ※毎週月曜は全体朝礼8:15 ~ |
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8:30 ~ 11:45 | リハビリ業務(必要時に個別リハ、集団リハ、器具トレ指導、体力テスト等) |
11:45 ~ 13:15 | 休憩(1.5時間) |
13:15 ~ 13:30 | デイケア申し送り参加 ※1名のみ |
13:15 ~ 14:30 | リハビリ業務(午前中リハビリ未実施の利用者) |
13:30 ~ 14:30 | 短時間デイケアリハビリ業務(最大利用者3名) |
15:00 ~ 16:00 | 短時間デイケアリハビリ業務(最大利用者5名) |
16:00 ~ 18:00 | 記録・計画書等書類業務 |
※デイケアカンファレンス(月5日程度)16:30 ~ 17:00
※火・水・金の午後はリハビリ会議、必要時には担当者会議に出席します